お子様からお年寄りまで通える、痛くない歯医者をお探しなら、福岡市中央区伊崎のいざき歯科へ。土曜日曜祝日も診療受付。一般歯科・矯正歯科・審美歯科・インプラントを専門とし、良質で高度な歯科医療をご提供。|医療法人 社団プラタナス会

小児のむし歯について

出生時に歯がはえているのですが、異常ですか?
出生時にはえている歯を出生歯、生後1ヶ月以内の新生児期にはえているものを新生歯といいます。下顎の前歯の真ん中の歯に多く見られます。この歯は一般的には、生後6ヶ月前後ではえてくる歯です。症状は、早い時期にはえてきたため歯根がしっかりできていない場合が多く、歯に動揺があり歯茎に炎症がみられる場合があります。また、歯の形や歯質がしっかりとできていない形成不全歯が多くみられます。
特に症状がない場合は、そのまま様子をみて問題はありませんが、歯がすごく動揺し、脱落しそうな場合、抜歯が必要となります。また、形成不全歯は、虫歯になりやすいため注意することが必要となります。
歯が生える前に歯茎がはれているのは大丈夫ですか?
乳歯、あるいは永久歯が生える時に、一時的にみられる歯茎のはれは、歯と歯茎の間に組織液がたまって生じたもので、萌出性のう胞といいます。
萌出性のう胞の症状は、生えてきている歯をおおうように歯茎が赤くはれ、触ると中に液がたまっているため、やわらかく、痛みなどの自覚症状は伴いません。
このため、お子さんがそのことに全く気づかないこともあります。
また、噛んだ時の刺激などにより、出血すると歯茎のはれが青黒くなる場合があります。
こういった症状は、歯が生えてくるのを障害するようなことはありません。また、歯が生えてくると消失しますので、特別に処置は必要とせず、経過観察を行います。
歯の生え替わりの時期に注意することは?
生え替わりの時期に気になることの一つは、歯並びだと思いますが、歯並びが悪いと歯ブラシがしにくくむし歯や歯肉炎になりやすくなります。また口の周りの筋肉や骨にも悪影響があったり、精神的にもストレスとなることがあります。
 また、乳歯がむし歯になっても生え替わるのでかまわないという話を聞きますが、乳歯がむし歯で抜けてしまうと、周りの歯が押されてきて、十分な空間がなくなり、永久歯の歯並びが悪くなります。やはり乳歯でもむし歯になったら治療をすることが大切です。
 生え替わりの時期は歯磨きがしにくいので、保護者の方が歯ブラシやフロスなどを使って仕上げ磨きをしていきましょう。歯科医院での定期検診も重要です。
子どもが「エナメル質形成不全」と言われました・・・
エナメル質形成不全には「エナメル質滅形成」と「エナメル質石灰化不全」があります。両者は歯の作られる時期に、外部からの影響を受けたことで起こります。早期に影響されると「エナメル質滅形成」になり、歯の表層のエナメル質が作られないため、欠けたようになって象牙質がむき出しになります。晩期に影響を受けると「エナメル質石灰化不全」に。エナメル質は一応作られるものの、弱くてチョークのように白濁しています。永久歯の場合、外部からの影響には、乳歯の虫歯や幼少期にかかった病気などの薬の影響などと思われます。また、遺伝性によるエナメル質滅形成もあります。
ともに、虫歯になりやすいので歯科医で定期的な健診をしていくことが必要です。また、予防としては、乳歯でひどい虫歯になったものを放っておかないことです。
低年齢のむし歯予防について
低年齢児のむし歯予防は、まず保護者、特に母親の日常の歯科的管理が重要となります。
1歳頃までは、保護者がガーゼ等により、歯の清掃を行うことが望ましく、1歳6ヵ月頃までに断乳するようにし、甘味飲料は哺乳ビンで摂取しないように心がけ、むし歯予防にはフッ素の歯面塗布が効果的です。また、乳臼歯が生えてからは、保護者が歯磨きをする必要があります。
2歳~3歳は、お子さんが歯磨きをした後に、仕上げ磨きをし、甘い飲食物を極力自由に与えないことが大切です。
3歳以降は、歯磨きを習慣として身につけるようにしていくことと、規律ある間食習慣を確立し、おやつを食べた後は、うがいを習慣づけることが重要です。
指しゃぶりをすると歯並びが悪くなりますか?
指しゃぶりはお子さんが心理的に欲求不満などがある時に、心を落ち着けさせるためにするしぐさです。この習慣が長い間続くと、前歯が噛み合わず開いた噛み合わせとなる場合があります。
指しゃぶりは、新生児期より現れ、1才から2才にかけてピークとなりますが、3才を過ぎるとしだいに減少し、5才ではほとんどの場合、なくなります。3・4才で自然にしなくなる場合は、歯並びに問題を残すことは少ないと言われています。ここで重要なことは、指しゃぶりを無理にやめさせようとするのではなく、どうして癖になったのか、その原因を考え、お子さんの心理的要求などの背景を改善してあげることです。
指しゃぶりが長びき、歯並びが気になる時は、歯科医院に相談しましょう。
子どもの虫歯を減らす方法はありますか?
虫歯の原因の1つがお菓子などに含まれている砂糖です。子どもの成長にとって砂糖は必要な食品ですが、与え方に問題があると、虫歯を増やしてしまいます。1日に大量に与えたり、長時間ダラダラ甘い物を食べさせたり、食べた後に歯磨きをしないで放っておくといったことを続けていると虫歯になります。お母さんが気をつけて、こうしたことを習慣にさせないようにするだけでも、随分と虫歯を防ぐことができます。
また、フッ素は歯の質を強くし、虫歯を予防する効果があります。歯医者さんでフッ素を塗ってもらったり、フッ素入りハミングを使ったりしましょう。
それと定期的に歯科医院を受診し、検診と歯磨きの指導を受けると良いでしょう。
小児のブラッシングの注意点について
むし歯予防にブラッシングは最も基本ですが、やり方により効果に差が出てきます。
まず、歯ブラシの選び方ですが、年齢や歯の大きさ、歯並びに合わせあまり大きすぎないものを選ぶようにしましょう。次に磨き方ですが、ゴシゴシ磨きのスクラッピング法や、円を描くように磨くフォーンズ法のように簡単で習得しやすく、清掃効果の高いものがよいでしょう。
あと、保護者と一緒にブラッシングを行い習慣づけをし、就寝前のブラッシングと仕上げ磨きを必ず行うことが重要です。
さらに、きれいに磨けているか確認するため、時々カラーテスターを使うと良いでしょう。
3才の頃より、保護者によるフロスを行うと、より虫歯予防に効果的です。
舌小帯短縮症とは何ですか?
舌小帯とは、舌を上げたときに裏側の真ん中に見える舌と下顎をつないでいるひだのことです。
舌小帯短縮症は、この舌小帯が短い症状のことをいいます。この場合、舌を上に上げたり、前に出したりすることが難しく、前に出したときに、舌の先がくぼんでハート形を呈することがあります。また、母乳やミルクが飲みにくかったり、言葉が話せるようになったとき発音がうまくいかない場合もあります。
ほとんどの場合、舌と下顎の発育とともに症状が軽くなり、言葉を話す頃まで舌の動きが悪いというケースはまれです。4~5才頃になってもよくならない場合は小帯を伸ばす手術が必要となることもありますので、歯科医院で相談するとよいでしょう。
保隙装置って、何ですか?
永久歯が生えてくる前に、乳歯がひどい虫歯になり抜かなくてはならなかったり、事故などで歯が抜けてしまうことがあります。そのままの状態で、永久歯が生えてくるのを待っていると、今ある歯が自然に動いて、抜けた後のすき間が狭くなります。保隙(ほへき)装置は、後から生えてくる永久歯のスペースを十分確保する装置です。代表的なものにクラウンループがあり、これは抜けた乳歯の隣の歯に針金ループのついた銀をかぶせるというものです。ループが、抜けた歯の両隣の歯が移動しないよう抑制し、生えてくる永久歯の空間を保持する役目を果たします。クラウンループを装着するためには、まず型どりをし、次回に装着します。装着後は、定期的にチェックを行い、永久歯が生えて主治医がよしと判断したところで、はずします。永久歯の歯並びや噛み合わせを考えると、こうした工程をおろそかにはできませんね。
妊娠中のデンタルケアについて
むし歯は、ミュータンス菌がプラークで増殖し、食べ物に含まれる糖分を栄養にして酸をつくり、その酸が歯を溶かすことにより、引き起こされます。
妊娠中で、特につわりの時期は、歯磨きができなかったり、食べづわりで少量ずつ何度も食事を口にすることが多くなり、口の中に糖分が残る時間が長くなりがちです。そのため、プラークが酸をつくりやすくなってしまうことがあります。
また、妊娠中はホルモンバランスの関係から歯肉炎や歯周病を起こしやすくなります。歯肉炎は産後に自然に治ることがほとんどですが、ケアを怠ると歯周病になってしまいます。
歯磨きが困難な時は洗口液で洗口するなど工夫をし、症状が現れたら早めに歯科を受診しましょう。
赤ちゃんの歯が生え始めるのはいつ頃ですか?
歯が生え始める時期というのは、赤ちゃんが最初に歩き始めるときと同じで、タイミングには個人差があり、千差万別です。一般的には、生後6ヶ月頃といわれています。それから、乳歯がすべて生えそろうのは、通常2才半あたりになります。
実際、赤ちゃんは20本の乳歯を生まれつき持っていて、乳歯は歯茎の中に埋まっています。成長にあわせタイミングを待って順番に生えてきます。上の歯と下の歯がペアーになって生えてきますが、通常は上の歯より先に下の歯が現れ、女の子の方が男の子よりも若干早く歯が生える傾向にあります。
歯の生える時期、順番は個人差がありますので、気になる場合は、歯科医師に相談をされるといいでしょう。
PAGETOP
Copyright © 医療法人 社団プラタナス会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.